洗濯洗剤の柔軟剤、除菌剤に生殖毒性リスク

Wool Dryer Ball

MamaSuds の ウール ライヤーボール (Wool Dryer Ball)を、柔軟剤やドライヤーシート(Dryer Sheet)の変わりい試してみてはいかがでしょうか?

MamaSudsによると、一般のドライヤーシートには、以下の成分が使用されています。

  • Enzyl Acetate: 膵臓がんリスク
  • Benzyl Alcohol: 呼吸器系リスク
  • Ethanol: Environmental Protection Agency (EPA) の危険廃棄物リストであり、中枢神経リスク
  • A-Terpineol: 呼吸器系リスク、 中枢神経リスク
  • Ethyl Acetate: Environmental Protection Agency (EPA) の危険廃棄物リストで麻薬に推定
  • Chloroform: 神経毒、癌
  • Pentane: 吸い込んだ時に危険

洗剤の柔軟剤、除菌剤に生殖毒性リスク

柔軟剤の陽イオン界面活性剤については、花王のホームページに以下の説明が掲載されています。

柔軟仕上げ剤(以下柔軟剤)は、陽イオン系の界面活性剤を主成分とし、製品によって、仕上がりをさらに良くするための性能向上剤、安定した性能を保つための安定化剤などが配合されています。
界面活性剤は、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水基」と、油になじみやすい「親油基」の2つの部分を持つものですが、陽イオン系の界面活性剤は、プラスの電気を帯びている親水基を持っています。
一方、繊維の表面は水にぬれるとマイナスの電気を帯びます。そこで、すすぎの後の水に柔軟剤を入れると、親水基が繊維の表面に吸着し、洗濯物が乾燥すると、親油基を外側にして柔軟剤が繊維の表面にきれいに並んだ状態になるのです。そのため、繊維の表面は、油の膜ができた状態になり、摩擦抵抗が減少します。繊維同士のすべりがよくなるので、洗濯物がふんわりとなめらかな仕上がりになり、静電気の発生も少なくなります。
また、陽イオン系の界面活性剤の親水基には、水分子が強く結合しているため、静電気が発生してもこの水分子を通じて流れ去ります。柔軟剤を使って仕上げると静電気の発生が抑えられるのは、そのためです。

一方、適量以上の柔軟剤を使い続けると、次の洗濯で柔軟剤が落ち切らないうちに次の柔軟剤が付着することになり、吸水性が悪くなることがあります。上の図のように表面に親油基が並ぶので、過剰につくと水になじみにくくなるためです。衣類の風合いや手ざわりが変わってしまうこともあります。
余分な柔軟剤は洗剤で落とせますので、吸水性の低下や風合いの変化が気になったら、しばらく柔軟剤を使わずにお洗濯し、回復後は適量でお使いください。

柔軟剤は、洗濯後にも衣類に付着し続けることによって、効果が示されることが目的なため、洗濯後の衣類を着ている間、ずっと陽イオン界面活性剤が皮膚に接触し続けることになります。

この「陽イオン界面活性剤」には、ファブリーズにも使われている「第四級アンモニア塩」も含まれます。

第四級アンモニウム塩には大きく分類すると3種類あり、その中で最も毒性が強く生殖毒性の可能性が指摘されているのが、ファブリーズにも使われている「塩化ベンザルコニウム」で、「アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩」の一種類に分類されます。

塩化ベンザルコニウム」は、柔軟剤や合成洗剤の抗菌剤として使われています。日々、皮膚に接触、吸入の恐れもあるので要注意です。

主要商品を調べると、柔軟剤ではP&G『レノア』、洗剤では花王『アタック』『ハイター』に、第四級アンモニウム塩が使われているそうです。

その他の陽イオン界面活性剤についても、発がん性や生殖毒性のデータが十分なものは皆無で、安全性不明のまま使われているようです。

参考: 

http://blog.mamasuds.com/wool-dryer-balls-2/

http://www.mynewsjapan.com/reports/2221