海外へ送金するお得・安価な方法-Wise を検証

海外へ送金、最もお得・安価な方法 - Wise を検証

海外との取引や、海外の親からの送金、海外の親への送金、海外の銀行口座からこちらの銀行口座にお金を動かすときなど、頭を悩ませるのが、スムーズかつ安価な送金方法です。

私の場合、日本からアメリカへ、または、アメリカから日本へお金を送金したい時や、イギリス、オーストラリア、カナダとの海外取引の時などに、海外送金をどうすれば安価に、かつ安全、確実に行うことができるかが課題です。

さらに、日本に住んでいる子供や親にお金を送金したり、日本の自分の口座からアメリカの口座にお金を移したりと、個人的にも何かとお金を動かすことが多くなってきました。

銀行では、海外送金の際、為替レートにマージンをかぶせることにより(売値・買値) 利益を出しているので(隠れ手数料)私たちには不利なうえ、送金手数料が15~50ドルほどかかります。

PayPalも、為替レートが悪いのと、手数料も4%前後と高いので、金額が高くなるほど、非常に高くついてしまいます。

2ヶ月ほど前、カナダの友達が、彼の「ROYAL BANK OF CANADA」から私のアメリカの「CHASE] 銀行へUS1万ドルをWireしたのですが、なぜか届いたのはUS$9980。20ドルどこかに消えてしまいました。ROYAL BANK OF CANADA にも、CHASE銀行にも問い合わせてみたのですが、どちらの銀行も、20ドルチャージしたのは自分たちではないと言い張り、未だにこの20ドルがどこへ消えてしまったのか分からずじまいです。

以前、日本からアメリカの銀行へ送金した時も、同じようなことが起こりました。

このような、不透明で、後味の良くない経験もあって、別の方法で送金できないかと色々調べてみました。

このたび、最近人気が出てきている Wiseという送金サイトが良さそうなので、検証してみました。

【記事アップデート 2021年6月30日】

初めて記事を書いた2017年から、Wise を使い始めて4年ですが、大満足しています。ちなみに、昔はTransferWise と言われていました。

なお、日本語でページを見たい場合は、ページの一番下に、言語を選択するドロップダウンで日本語を選択してください。

Transferwise 言語選択

Wise はイギリスの会社で、フェアーで透明な取引を理念に掲げています。

ちなみに、今日の US$ と日本円のレート (US$1を日本円に換算) を調べてみると、

  • Google = 109.85円
  • XE Currency = 109.995円
  • Wise = 109.91120円

アメリカから日本へ送金する場合、Transferwiseは Googleよりも 0.06円ほどお得、XE Changeより 0.04円ほど損となります。

カナダ $1を USドルに変換すると、

  • Google = US$0.8206
  • XE Currency = US$0.821514
  • Transferwise = US$0.82160

カナダからアメリカへ送金する場合 Wise が一番お得となります。

Wise では、為替レート(Exchage rate)に、売値・買値のマージンを漬けること無く、その時点での国際為替レートを使用しているので、安心です。

手数料は、国によって違い、例えば、アメリカから日本へ送金する場合、手数料は、USD5000ドルまでは、一律 1%5000ドルを超えた分には、0.7%のようです。

ただし、最低手数料USD3ドルなので、300ドル以下の送金には、3ドルチャージされます。

【記事アップデート 2019年2月23日】

初めて記事を書いた2017年以降、手数料が多少変動しています。こちらのリンクで、各国の新しい手数料の確認ができます。

ただ、このWise の手数料というのは、通常の換算レートに対するパーセントが大半を占めるため、従来の銀行が売値・買値で通常の換算レートに2%~4%上増ししたうえに海外送金手数料を加算することを考えれば、売値・買値の無いWise の場合、手数料無しのようなものです。

紹介者リンクからサインアップすると、1回目の送金は、£500(USD600ドル)まで送金手数料が無料となります。1回目の送金手数料を無料で試してみたい方は、 Wise のこちらのリンクから登録して、送金してみてください   500 ポンド(約6万円)以上の送金の場合は、6万円分の手数料が全体の手数料より差し引かれます。

英語で表示される場合は、ページの一番下にある、言語のドロップダウンで日本語を選択すると、日本語表示に代わります。

Transferwise 言語選択

以下のメッセージが表示されていれば、OKです。この状態で、まず登録をして、その後送金します。

トランスファーワイズ 送料 無料

Transferwise 送料 Free

Wise の仕組み

Wise は、日本では Bank Of Tokyo、アメリカでは、Wells Fargo 銀行と契約しています。

日本の私の郵貯銀行口座からアメリカのChase銀行口座へお金を送金する場合、仕組みはこうなります。

  1. 郵貯銀行の私の口座から Bank Of Tokyo の Transferwise の口座に送金。
  2. アメリカの Wells Fargo 銀行の Transferwise の口座から私の Chase 銀行の口座に入金。

この仕組みでは、銀行感の International Transfer (海外送金) が全く発生しないため、安くおさえれることができます。Wise は、各国の契約している銀行にとって大口顧客なんですね。

更にお得情報なのですが、Wise のサイトでは、Debitカード (ATMカード) を用いることができます。Debit カードを使用した場合、キャッシュ引き落としではなく、お買い物 (Purchase) 扱いになるというこなので、もし銀行口座からの送金に国内銀行振替手数料がかかるような場合、Debitカードを使用することにより手数料を避けることができます。

友達が、試しに3万円を、日本からアメリカへ送金してみたところ、2日で着いたそうです。

10万以上の送金は確認番号が必要となりますが、10万円以上もクリア、問題なく届きました。

銀行で送金手数料が取られないうえ、為替レートが良いため、Wise の手数料は安く、気に入ったようです。

【記事アップデート 2019年2月23日】

私の場合、常にACHを使用して送っています。BankWireで送金すると、銀行がWire Feeをチャージします。この銀行のWireFeeは、Wiseの管轄外なので、自分の銀行の契約書を確認する必要があります。私が ACH を使用するのは、Wise の ACH 手数料の方が、自分の銀行の海外送金手数料よりも安いためです。

過去に、アメリカからイギリスへ50ドル、2000ドル、2500ドルを数回送金しましたが、ACH送金で、全て当日に相手側に届きました。

日本からアメリカへは、10万円ほどを 20回以上送金していますが、通常2日ほどかかるようです。

現在、Wiseでの 日本からの一回の送金最高額は100万円のようです。

ちなみに、送金最高額は、国によって違います。

紹介者リンクからサインアップすると、1回目の送金は、£500(USD600ドル)まで送金手数料が無料となります。1回目の送金手数料を無料で試してみたい方は、 Wise のこちらのリンクから登録して、送金してみてください  500 ポンド(約6万円)以上の送金の場合は、6万円分の手数料が全体の手数料より差し引かれます。英語で表示されますが、ページの一番下にある、言語のドロップダウンで日本語を選択すると、日本語表示に代わります。

Transferwise 言語選択

以下のメッセージが表示されていれば、OKです。この状態で、まず登録をして、その後送金します。

トランスファーワイズ 送料 無料

Transferwise 送料 Free

以下は、Wise を使って、アメリカの銀行から日本の郵貯銀行へ送金する手順です。

Wise使い方

  1. Wise のウェブサイトへ行きます。
    送金元の国と、送金先の国を選択して、送金金額を入力するか、または、受け取り側が受け取る金額を入力します。
    ここで、送金手数料と為替レートも、明確に表示されます。
    (例:送金欄に$1000を入力すると、手数料が$9.90差し引かれるので、実際に送金されるのは$990.10です。手数料は、$990.10の1%なので、$9.90となる計算です。)
    Get Started」をクリックします。
  2. 新規アカウントを作成します。(アカウントを持っていない場合)
    Email アドレスパスワードを入力して、Personal (個人アカウント)か、Business(ビジネスアカウント)かを選び、「Sign up for free」をクリックします。
    もしくは、FacebookやGoogleアカウントでアカウント作成もできます。
  3. 送金金額を確認して、「Continue」をクリックします。
  4. つぎに「Personal」か「Business」を選択します。私の場合は、個人的な送金なので、「Personal」を選択しました。
  5. 次に、名前、生年月日、電話番号、住所、などの個人情報を入力します。
    アメリカの場合は、以下の画面です。
  6. つぎに、自分に送金するのか、他人に送金するのか、ビジネス・チャリティーに送金するのかを選択します。私は、ここでは、「Myself」(自分に送金)を選択してみました。
  7. 送金先の国に日本を選択している場合は、以下の画面が現れます。
    名前、銀行名、支店名、口座の種類、口座番号を入力して、「Confirm」をクリックします。
  8. つぎに、確認画面が現れます。US$1000送金では、手数料は$9.90となっています。
    I accept the terms of use and Privacy policy」をチェックして、「Confirm」をクリックします。
  9. つぎに、アメリカの自分の銀行をクリックします。

    Bank of America場合は、以下の画面が現れます。
    Bank of America の OnlineでログインするときのUser IDとパスワードを入力します。
  10. 私の場合は、Chase 口座にログインしてみました。口座のリストが出てくるので、引き落としする口座を選択して、「Authorize Payment of xxx」をクリックします。
  11. 自分の銀行がリストされてない場合は、「All Other Banks」を選択します。
    すると以下の画面が現れますので、すべて記入してContinueをクリックします。
  12. 後は、画面の指示に従います。

金額が大きい場合には、SSナンバーを入れるか、IDをアップロードしての認証が求められます。

金額が大きくなると、銀行からWireした方が手数料が安いのでは?と思ってしまうかもしれませんが、銀行の1~3%の為替換算マージンを考えると、Wise の方が断然お得な可能性が高いので、送金前に、銀行に確認してみることをお勧めします。

例えば、US銀行に、「日本に50万円を送金したいのですが、USドルでいくら必要ですか?」と問い合わせると同時に、トランスワイズのサイトで JPY50万円を入力して、換算レートやUSDいくらかかるかを、銀行の手数料も含めて比較してみるなどです。

Wise での送金は、(https://transferwise.com/pricing/usd-to-eur)で、各国の手数料(レート)や、換算レートなど詳しい内訳を確認することができます。

Wise の使いかた

会社の理念を知りたい方は、こちらをご参考ください(英語です)。

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