玉ねぎの皮は、ポリフェノールがいっぱい!
ケルセチン (Quercetin) は、主に玉ねぎの皮部分に多く含有されている黄色の色素です。カテキンと同様、ポリフェノールの一種で、ビタミンPと呼ばれることもあります。
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
- 動脈硬化や心筋梗塞の予防
- アレルギー症状の抑制効果・花粉症予防
- 脂肪の吸収を抑え排出を促すデトックス・ダイエット効果
- 血液サラサラ効果
- 老化防止・アンチエイジング効果
- 美容、美肌効果
- 便秘解消
- ガン予防
などの効用があります。
ケルセチンが多く含まれている食品としては、玉ねぎ、りんご、ブロッコリー、ぶどう、クランベリーなどが挙げられます。その中で最も消化吸収の効率が良いと考えられているのは玉ねぎで、特に、玉ねぎの皮には最も豊富にケルセチンが含まれています。
ということで、玉ねぎの皮を有効に使ってケルセチンをゲットしましょう!
玉ねぎなら、赤玉ねぎでも黄色い玉ねぎでもOK。ただし、外皮は農薬の影響を受けやすいため、無農薬栽培、もしくはオーガニックの玉ねぎを使いましょう。
玉ねぎの皮を使う
玉ねぎ皮茶
玉ねぎの外皮は、きれいに水洗いし、2日~1週間ほどかけて天日干して保存しておきましょう。
作り方、その1
- 玉ねぎの外皮(2-3個分)を 水 500CC に入れて、弱火〜中火でコトコト煮出す。(玉ねぎの白い部分を入れると玉ねぎ独特の匂いがついて飲みにくくなります)
- 10分程度煮出し、濃い目の琥珀色に色付けば完成。煮出し過ぎると、玉ねぎ独特のえぐみがついてしまうので、煮だしすぎないように。
- 冷ましてから清潔なボトルに移し、冷蔵保管で3日以内に飲みきります。りんごジュースで割ると酸味と調和して飲みやすくなります。
作り方、その2
- 急須に玉ねぎの外皮を入れ、熱湯を注いで、3~5分程度蒸らす。
作り方、その3
- 急須に適当な大きさにちぎった玉ねぎの皮を入れて熱湯を注ぎ、フタをして10分程度待ち、飲みます。他の茶葉と混ぜても美味しいです。
作り方、その4
- スロークッカーのWarm設定で煮だすという手もあります。
ミキサーにかけた場合や皮が細かい場合はティーパックに入れます。
スープに
スープやみそ汁を作るときに、皮も一緒に入れて煮込みます。20〜30分後に取り出せばOK。
炊飯に
お米を炊くときに入れて、炊き上がったら皮は捨てます。
玉ねぎ皮の乾燥粉末
玉ねぎの皮を乾燥させて粉末状にしておくと、色々な使い方ができます。
- そのままお湯に溶かし、玉ねぎ皮茶として飲用
- スープや味噌汁、カレーや煮物など、玉ねぎを使う料理に加える。