EWG (Environmental Working Group) から、Dirty Dozen という、残留農薬 (Pesticides) の含有量が多い順に生鮮食品リストが発表されています。
リストは常時に更新されていますので、最新リストを、こちらから確認してください。
これらの生鮮食品は、オーガニックのものを購入することをお勧めします。
48項目 すべての野菜・果物のリストは、こちらです。
EWG analyzed pesticide residue testing data from the U.S. Department of Agriculture and Food and Drug Administration to come up with rankings for these popular fresh produce items. All 48 foods are listed below from worst to best (lower numbers = more pesticides).
【Non GMO かオーガニック表示のあるもを購入すべき野菜 14品】
- アルファルア
- トウモロコシ(オーガニック以外の生の作物の90%以上が遺伝子組み換え)
- フラックス
- 米
- 砂糖大根(甜菜)
- サマースクワッシュ
- キャノーラ
- 綿花
- パパイヤ
- 大豆(アメリカで生産される約85%以上が遺伝子組み換え)
- ズッキーニ(オーガニック以外の生の作物の90%以上が遺伝子組み換え)
- 小麦
- リンゴ
- ジャガイモ
【注意必要な加工品】
- 食用油(材料であるキャノーラ、コーン、大豆などはほとんどに遺伝子組み換え作物)
- 砂糖(“Sugar” と表記されているもののほとんどは遺伝子組み換え砂糖大根から作られた甜菜糖か、サトウキビから生産された砂糖の混合物)
- 酢
- 豆腐
- 豆腐加工品
- みそ
- 醤油
油は、オーガニックのものを購入するようにしたいですが、以下の油は『Non GMO』 表記があればOKだと思います。
- 紅花油(サフラワー)
- ひまわり油(サンフラワー)
- グレープシードオイル
- オリーブ油
- ゴマ油
- カメリーナ油(なたね油の一種)
油は種類によってスモークポイントや含まれる脂肪酸の種類などが異なるので、お料理によって数種類を使い分けることをお勧めします。
元来、砂糖大根(甜菜)は日本では北海道のような寒い地域で育つ寒冷地作物で、日本の砂糖生産量の約75%が甜菜糖です。アメリカでもワシントン州やオレゴン州といった比較的寒い地域で栽培されていましたが、この10年くらいの間にほとんどすべての砂糖大根の生産が遺伝子組み換えに移行してしまいました。今、ワシントン州とオレゴン州ではオーガニックの砂糖大根の種子を見つけることも困難な状況にあります。
サトウキビから作られた Cane Sugar はまだ遺伝子組み換えではありませんが、精製された上白糖より多少でもミネラル成分の含まれるナチュラルの Cane Sugar がお勧めです。
このように、大豆製品、トウモロコシ製品、食用油、砂糖など私たちの食生活に欠かせない材料のほとんどに遺伝子組み換え作物が使われています。
遺伝子組み換え小麦はまだ実用化されていませんが、米国で小麦を収穫する際の基本手順には、収穫する数日前に除草剤(ラウンドアップ=主成分:グリフォサイト)の散布が一般的で、この除草剤グリフォサイトの成分は、この工程で収穫された小麦を使ったパンからも検出されると言われています。